坐骨神経痛とは?
お尻~足にかけて、しびれたり、痛みがあったり、感覚が鈍くなってしまったりする症状です。
原因
腰部脊柱管狭窄症、腰椎ヘルニア、梨状筋症候群などの疾患が多いです。
背骨の中に脊柱管という神経が取っている管(くだ)があります。
その管が骨の変形などにより、圧迫さてしまい起こる疾患です。
多くは50歳以上から、早いと30、40歳代からも起こることがあります。
椎間板という、背骨と背骨の間にある軟骨が潰されてしまい、外に飛び出してしまい、
神経を圧迫してしまう疾患です。
10~40歳代といった、比較的若い世代に多いです。
お尻の奥の方にある梨状筋(りじょうきん)という筋肉が、坐骨神経を圧迫して起こる疾患です。
筋肉が硬くなってしまい起こったり、生まれつき坐骨神経が梨状筋の中を通っている方になりやすいです。
症状
お尻~もも、ふくらはぎ、すね、足の裏などに痛みが出たり、電気が流れるような痺れが出るのが特徴です。
また、触った感覚が鈍く感じたり、温度が感じにくくなるような症状もあります。
検査
①病院にでは、レントゲン検査やより詳しく調べるためにMRI検査やCT検査などを行うことが多いです。
②整骨院では、徒手検査法を使用して検査をします。
※整骨院は病院ではない為、診断をすることはできないのでお気を付け下さい。
・SLRテスト…患者様が仰向けに寝て、術者が踵を持ち、膝を伸ばしたまま足を上げていきます。
70°未満でお尻やもも、ふくはらぎに痛みが出た場合、陽性です。椎間板ヘルニアがあると出やすい検査です。
また、ストレッチで伸ばされている痛みとは違った痛みを感じます。
・ブラガードテスト…SLRテストと同じように足を上げた状態で、つま先を持ち足の裏を伸ばすように、つま先を上げていきます。
SLRテストより痛みが悪化したら陽性です。
ふくらはぎと足の裏が伸ばされるストレッチでもあるので伸ばされた痛みとは違った痛みを感じます。
・FNSテスト…患者様がうつ伏せに寝てもらい、術者がお尻を抑えて、膝を90°に曲げたまま、ももの前を伸ばすように足を持ち上げます。
ももの前に痛みが出たら陽性です。
ももの前を伸ばすストレッチでもあるので伸ばされた痛みとは違った痛みを感じます。
治療
整骨院では、まず痛みを軽減させるために施術を行っていきます。
電気療法、ほぐし、ストレッチ、鍼灸施術を行っていきます。
予防
①腰に負担をかけないようにする。長時間同じ姿勢にならないようにも注意して下さい。
②冷やさないようにする。
③運動をしたりストレッチをして体を動かす。
④太らないようにも注意しましょう。