肉離れ

肉離れとは、筋肉が急激に伸ばされすぎたり、力が加わったりして、筋肉の一部または全体が断裂する怪我のことです。

症状

軽症の場合は、筋肉の一部が少し損傷しているだけで、痛みや腫れ、内出血によるあざができる程度です。

重症になると、筋肉が完全に断裂し、激しい痛みと腫れ、動かすことができなくなります。

原因

走る、ジャンプする、キックするなどの動作中に、筋肉が急激に伸びすぎたり縮みすぎたりすると、筋肉が耐え切れずに断裂します。特に「遠心性収縮」と呼ばれる、筋肉が伸びながら収縮する動作で起こりやすいです。

肉離れの多いスポーツ

陸上競技(短距離・走り幅跳び・三段跳びなど)

サッカー

ラグビー

野球(投手や走者が多い)

これらのスポーツでは、スプリント、ジャンプ、キックなどの動作で急激な筋収縮と伸張が生じるため、ハムストリングスや大腿四頭筋、腓腹筋などの下肢筋群に大きな負担がかかり、肉離れが起こりやすくなります。

特に陸上競技では、短距離種目やフィールド種目で高い瞬発力が求められるため、肉離れのリスクが高くなります。サッカーやラグビーでは、ダッシュやキック動作が多いことが原因です。また、野球の投手や走者も、投球動作やスタート・スライディングの瞬間に下肢に大きな負荷がかかり、肉離れになりやすい競技です。

治療

当院では問診にて損傷の程度を確認し、物理療法や鍼灸治療、患部の包帯固定などで筋肉の修復と機能回復を図ります。原因の一つとして骨盤の傾き、膝の角度も負傷の要因となるので姿勢分析を使用することもあります。

肉離れになりにくい食事は?

肉離れになりにくい食事として、以下の栄養素を意識して摂取することが重要です。

たんぱく質・・・筋肉の修復に不可欠なたんぱく質を多く含む食品を摂る(赤身の肉、魚介類、卵、乳製品、大豆製品など)

ビタミンC・・・コラーゲンの生成を助け、筋肉や腱の修復を促進する(魚介類、キノコ、キムチ、青菜類など)

ビタミンB6・・・たんぱく質の代謝に関与し、筋肉の形成を助ける(にんにく、肉類、魚介類、乳製品、豆製品など)

マグネシウム・・・筋肉の収縮とリラックスを制御する働きがある(種実類、大豆製品、海藻類など)

コラーゲン・・・筋肉や腱の修復を促進する(鶏の手羽先や軟骨、豚足、魚の皮など)

バランスの良い食事と十分な休養を心がけることも大切です。

テーピング一例

患部を保護するテーピングになります。状態によりテーピングも異なります。