ばね指(弾発指)について
本日は実際にご来院されている患者様の症状の「ばね指」についてご紹介させていただきます。
症状
・指の付け根の痛み、腫れ、熱感がある
・指の曲げ伸ばしがしづらい、引っかかる
・朝方に指のこわばりがある
・曲がった指を戻そうとすると「カクン」と弾くようになる
病態
指を曲げるための「屈筋腱」と、この腱が浮き上がらないように制御したり、滑らかに動くのを助ける「腱鞘」の間で摩擦が生じ炎症が生じます。
進行することで腱や腱鞘が肥厚(分厚くなる)することで通過障害を起こします。
原因
・手のオーバーユース(使い過ぎ)
・糖尿病 血糖値が上がることで腱鞘の肥厚や腱の周囲に滑膜がくっついて太くなるため
・関節リウマチ 関節、腱、腱鞘にも炎症が起きるため
・透析患者 腱鞘に「アミロイド」が沈着するため
治療
・手術(腱鞘切開)
・ステロイド注射 ※長期での使用は腱が脆くなってしまうので限りがある。
・保存療法 鍼灸、装具(サポーター、テーピング)、物理療法(電気治療)、マッサージ、ストレッチ
当院では鍼灸治療、電気治療により痛みや炎症にアプローチをし、マッサージやストレッチを行うことで緊張した筋肉や腱を緩めていきます。