脳脊髄液とは??

脳の表面には外側から順に、硬膜くも膜軟膜という3層の薄い膜で覆われていて、くも膜と軟膜の間にくも膜下腔という空間があり、その中に脳脊髄液(髄液)が存在します。

この「脳脊髄液」は「脳と脊椎の保護」の役割があり、「睡眠」とも関連していると言われていて、睡眠中の脳では※ノンレム睡眠時に脳脊髄液によって脳から老廃物が排出され、より深い睡眠状態の時に排出されやすいとされます。

※ノンレム睡眠は3段階に分かれていて、脳や交感神経、身体も休息している状態で、「脳が休んでいる睡眠」と言われています。
入眠時から始まり、90~120分でレム睡眠に切り替わる周期が繰り返されます。

正常な睡眠がとれていないと脳内の老廃物の排出が不十分になり、脳圧が高まります。
脳圧が高まることで脳が圧迫をうける事により、頭痛・吐気・めまいなどが起こることもあります。
また、脳圧が高まることで脳の働きが弱まり、自律神経のコントロールがうまくいかずに乱れが生じます。

当院では「頭蓋骨調整」を行うことで脳脊髄液の循環を良くし、適正な脳圧にすることで自律神経障害・不眠などの改善のお手伝いをさせていただきます。
頭蓋骨調整と聞くと怖いイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、非常にソフトな手技なのでご安心ください。