睡眠でお困りの患者様から、枕について聞かれることがよくあります。
今回は枕についてお話をさせていただきます。

◇枕を選ぶ際に重要なポイント！

皆さんは枕を選ぶ際にどのような事を重要視していますか？
素材、形状、高さ、価格、メンテナンスのしやすさなど様々かと思いますが、特に重要と言われているのが『高さ』と言われています。
正常な身体は脳や体重を支えるために、背骨が自然なS字カーブになっています。
このS字カーブの基点である頭を寝ている時にも立っている時と同様の姿勢がとれる枕の高さが理想とされます。
具体的に言うと、仰向けで寝ている時に布団と頭部・頸部の間にできる隙間（約1～6センチ）を埋めることができるものです。
※体型、性別、年齢、寝姿勢などで異なるため注意しましょう。

枕を選ぶ際には、

①仰向けで寝た際に目線が真上を向かず、真上から約5～10度下がっている。
②横から見た際に首筋に隙間がなく、首がしっかりと支えられている。
③自宅で使っている布団、ベッドが硬い場合は『低め』柔らかい場合は『高め』を選ぶと失敗しづらいです。
④悩んだ際は『低め』を選んだ方が無難です。

◇合わない枕を使っていることによるデメリット！

・低すぎる枕によるデメリット

仰向けで寝た際に首が反ってしまい頚椎に圧迫がかかりやすくなります。その結果、血流が悪くなり首や肩のこり、頭痛などが起きやすくなります。

・高すぎる枕のデメリット

仰向けで寝た際に頭が起こされた状態になる為、急な背骨のS字カーブによる首や肩への負担、気道の圧迫によるいびき、気道が狭くなることによる睡眠への影響などが考えられます。

◇このような症状でお困りの方には

・頭痛、首、肩こりには『肩こり整体』『鍼』
・腰痛には『腰痛整体』『鍼』
・睡眠障害には『眠り改善治療』
・姿勢の歪みには『姿勢矯正』

などがお勧めです。