肘内障
肘内障とは幼児、小児に見られる肘の亜脱臼で肘関節の輪状靭帯から橈骨頭が外れかかる状態の事を指します。
症状
・痛みを伴い、腕を下げたままで動かさなくなる(バンザイ出来ない)
・手を引っ張られた後などに起こることが多い
・泣き叫ぶ、触られるのを嫌がる
・前腕の回外運動の制限がある
原因
・手を強く引っ張られたり、急に腕を捻ったりすることで発生しやすい
・特に、歩き始めから小学校入学前くらいまでの子供に多く見られる
治療
・徒手整復(手で元の位置に戻す処置)で治療します
・整復後、すぐに腕が使えるようになることが多いです
・整復時に痛みを感じることもありますが、すぐに痛みが軽減します
・再発することがあるため、しばらくは注意が必要です
注意事項
・肘内障は、レントゲンでは異常が見られない場合があります
・骨折や脱臼と区別するために、専門医の診察を受けることが望ましいです
・骨折や脱臼と区別するために、専門医の診察を受けることが望ましいです
・整復後も、しばらくは腕をかばうような仕草が見られることがあります
・再発を繰り返す場合は、専門医に相談し、原因を特定することが大切です